りゆの頭の中

どこまでも親は特別

 

「心臓が痛い」

 

いつもとは明らかに違う様子で発せられた言葉に思わず動きが止まった。

夜中に何度も起きてしまった。それでも今も痛い。もともと持病もあるしそういうことかな。

冗談めかして言われたってちゃんと笑えなかった。

もう出る時間だからと家を出て帰ったら、まだ本人が病院から帰ってきていなかった。

 

 

そういうときっていろんなことを考える。

最初は大丈夫だろうとそんなに気に留めなくても、だんだん本当にまずい状況だったらどうしようと怖くなる。

実の親なんて年齢のせいだったり、お互いの距離間のせいだったり、お互い意地になっていたり今更素直になるのが恥ずかしかったりで本音をぶつける機会なんてあまりない。吐露する機会なんてもっとない。

 

でも急に、私たちの前から親の存在が消えたら?

もう二度と、その身体で、その笑顔で、その瞳で自分を見てくれること触れてくれることがなくなったら?

 

そうなってからでは何もできない。一緒に何かすることは叶わない。伝えたいことがあっても、その反応を見ることは叶わない。

 

 

親にとって子が特別なように、子にとって親はやっぱり特別な存在なんだと思う。

私たちの親も親である前に一人の人間。だから人として合わないということはきっとあると思う。だけど、やっぱり親というものは特別なのだ。

生まれる前から一緒にいていろんなことをめいいっぱい吸収するときに一番近くにいた存在。ずっとずっとそばにいた人。

 

たまにはこういう事件や何かの行事だからと理由をつけて、甘えたり心配をみせたり感謝を示してみるのもいいんじゃないかな。

相手がるときに伝えられる幸せ。反応が返ってくる幸せをかみしめてみる。

 

いつまでも続く命じゃないからこそ、ね。

 

 

 

ABOUT ME
りゆ
歌・ラジオ・作詞作曲が好きな女の子。J-pop,沖縄民謡,ときどき洋楽をうたいます。日課はラジオ #りゆトーク の配信。なりたい自分に向かって変身中。