10分日記

それぞれの形で守ればいい

 

並べられたソーサーとティーカップ、ちょっと贅沢なお菓子を中央に、おしゃべりしながらみんな笑顔で午後の時間をゆったり過ごす。

 

 

それが最初の計画だった。偶然通りかかった行列が絶えないスイーツ屋さん。なんと念願のその品をゲットしたのだ。

優雅でちょっと贅沢な時間を家族と作れると、ニコニコしながら帰路に着いた。

それがフタを開けてみたら。

 

せっかく用意したが人は揃わない。

紅茶コーヒーを入れても時間差が出るため冷める。

みんなで揃って食べようと思っていたのに台所で食べ出そうとしだし、呼びとめたら移動はしたものの立ったままお菓子をパクリ。

そうじゃないよ!と突っ込みたかった。

 

でも家族の笑顔がそれをさせなかった。

 

確かに冒頭に述べたような状況まで整えたティータイムは時間の流れもその場も空気もゆったりとして、心豊かな時間になるのだろう。

でも実際広がるのは、1人以外はみんなが割と高級なスイーツを立ってパクつきつつ紅茶コーヒーを立ち飲みしているという状況。描いてたイメージとは雲泥の差。

雲泥の差だけど、みんな幸せそうだった。

 

形を大切にするのは大事だ。形を整えることで得られる効果はたくさんある。でも、形にとらわれて、“本当に大切にしたいもの”を見逃してしまっては意味がない。

 

私が見たかったのは着席して品良くティータイムを楽しむ姿ではない。私が見たかったのは、和気あいあいと過ごす家族と、家族の笑顔だった。

 

頑なに形を守ろうとしたら堅苦しくどこかつまらない空気になっていたかもしれない。

他の国や他の家庭で上手くいくことが、自分のところで上手くいくとは限らない。

その家にはその家なりのリズムやカラーがあるのだから。それは人だって同じこと。

 

 

叶えたい本質を見失うことなく、その方法や手順,手段はその場に合う、その人たちに合うものを選んでいくこと。1番欲しいものは形にとらわれていたら引き出せないかもしれない。

 

それぞれの形で大好きな時間を、大好きな空間を守っていこう。

 

 

ABOUT ME
りゆ
世界一幸せな女性です。ビビり。ライター,歌い手,心理カウンセラーの3本柱を作るべく活動中。ブログ書いたり、歌ったり、三線を弾いたり、カウンセリングしたり、小説書いています。好きなものは大豆製品と MASAAKi TAKAHASHi 。特技は布団干し。前田デザイン室ぬけだ荘住人。